完璧な人はこの世にいません。たとえどんな凄い人だとしても、だれしもダメな部分があります。このダメな部分を「欠点・短所・弱み」とも言います。

「欠点・短所・弱み」はできれば人には見せたくないと思うでしょう。しかしそういったことが、悩みの根本だったりします。いつか油断して「欠点・短所・弱み」が出てしまうのではないか…ダメな部分を直そうとしたり、カバーしようとしたり頑張ってしまう。そう思いながら過ごすのであれば、先に「欠点・短所・弱み」を見せてみてはいかがでしょうか?

そうすることで、「欠点・短所・弱み」を相手が知ることができます。この人はこういう所ができない部分だけど、私ができるからカバーしよう。このようにできないことが分かっていれば協力もしやすくなります。

また、自分では嫌いだと思っていた「欠点・短所・弱み」が相手からしてみれば魅力的に映ることもあります。魅力的な部分だとしたら、今度は、「良い所…長所…強み」に変わります。

こういったこともまずは自分のダメだと思う部分を出してみてわかります。

今回のお悩み解決シリーズはダメな部分を出してしまう【欠点・短所・弱みの法則】のお話になります。

この、お悩み解決シリーズは、順序を得て読んでいただけると、悩みの解決を、より分かりやすくしてくれます。
まだご覧になられていない方は、下記のリンクをお読みください。悩みとはから始まり、各話の目次となっております。

「欠点・短所・弱み」は出して、本音でいくのが一番

夫婦や恋人のように長く一緒にいれば「欠点・短所・弱み」は必ず出てしまいます。

はじめに出しておいた方が二人の方向性も見えてくる。この人で良いのか、悪いのかがはっきりする。そのほうが後々のために良いのです。「欠点・短所・弱み」は出して、本音でいくのが一番なのです。

この【欠点・短所・弱みは出せの法則】は、自分をとりつくろわないほうが悩みは早く解決する法則です。

自分の中の「欠点・短所・弱み」を隠しつづけていると、いつまでも悩みが消えないかもしれません。というのは、自分の「欠点・短所・弱み」の部分が、悩みを生み出していることが多いからです。

本当に悩みを解決したいのなら、素顔の自分を覆い隠している「仮面」をはずさなければなりません。「仮面」をつけていると、悩みの原因の「欠点・短所・弱み」の部分に手をつけられないからです。

これはもの凄く大事な法則です。

「欠点・短所・弱み」をなぜ出せないのか

誰でも自分の悪いところは隠したがるからです。「欠点・短所・弱み」は、自分が人に見られたくないものを指します。たとえていうなら顔についた汚れです。

人は誰でも「人から良く見られたい」と思っています。それを悪いと思っている人もいますが、決して悪いことではありません。

逆に「人から悪く見られたい」と思っている人がいるでしょうか。そんな人はいないと思います。「人から良く見られたい」気持ちを全く消してしまうと、自己成長がなくなってしまいます。

じつは「良く見られようとする」にも二種類あります。

  • 一つは、自分に「仮面」をかぶせて良く見られようとする。
  • もう一つは、自分の素顔の良さを見られようとする。

顔が汚れているのに、「仮面」をかぶってそれを隠していたら、いつまでたっても汚れは落とせません。自分を演出して良く見せようとしても、本質的には成長できません。

恥ずかしくても、思いきって仮面をはずして素顔を見せるのです。そうすれば、人から汚れがついていることを教えてもらえます。それが、注意であっても笑いであってもいいのです。どちらにしても、汚れに気づけるのですから。

顔の汚れに気づけば、素直に洗い流せばいいだけです。ですから、素顔のままの自分をまず見てもらうのです。そのためには、まず「汚れを落とそう!」と、はっきり意識してみましょう。そこからすべてがはじまります。

「欠点・短所・弱み」を出すと解決に向かう

誰かに悩みを相談しても、カッコつけて本当のことを言わなければ、悩みは解決しません。

本音を言わない相談をしても、かえってモヤモヤするだけです。医者にかかる場合でも、傷口や患部を見せないと治療のしようがないですよね。それを見せなければ、解決のしようがない。

どうせ相談するなら、思いっきり「欠点・短所・弱み」を出さないと解決しません。「欠点・短所・弱み」を出している人、出しきった人のほうがきれいなのです。

汚い部屋を見せないように、鍵をかけていてもしかたありません。それよりも、「部屋が汚れているな。よし、ここから部屋をきれいにしよう」と言って鍵を開けたほうが、その時点ですでにきれいになりはじめている。

「仮面」はゴミ箱のフタです。そして、「欠点・短所・弱み」は生ゴミです。

ゴミ箱の中に生ゴミをためて、「臭いものにフタ」で放置しておくと、中のゴミは腐って発酵しはじめます。そうなる前に早めにゴミを出して、きれいにしてしまったほうがいいに決まっています。「欠点・短所・弱み」を出すほど人は成長できます。

つい「欠点・短所・弱み」を出すと、「怒られる」「変な目で見られる」「恥ずかしい」と思ってしまう。確かに、そのときはカッコ悪く恥ずかしいかもしれません。

しかし、注意されたりアドバイスされたりすることで、はじめて改善できるのです。

「欠点・短所・弱み」を出せる人は強い人

怖くてなかなか人前で「欠点・短所・弱み」が出せない場合は、よし、「欠点・短所・弱み」を出そう!と自分に向かって言ってみるのです。そうすれば出せるようになります。

開き直って「怒られていいんだ。変な目で見られていいんだ」と思えばいい。ちょっと訓練すればできるようになりますよ。

もちろん、人の話からヒントを得ることはあります。しかし、それだけで自分の問題は、なかなか解決しません。やっぱり、自分の問題を意識して外に出さないと根本の解決に繋がりません。

話を聞いて「参考にしよう」というくらいでは、まず絶対変わらないと思ったほうがいいです。自分の性質、性格を変えるのはそんなに簡単ではありません。

「欠点・短所・弱み」を出せる人は強い人です。

私たちは、どうしても人目を気にしてしまいます。

しかし「欠点・短所・弱み」を出して、変な目で見られること自体を気にする必要はありません。それは、むしろ変な目で見るその人の問題であって、あなたにとって最も重要な問題ではないのです。

もっと言えば、「変な目で見られていると思っている自分」が、あなたの心に存在しているだけです。もしかしたら、相手はそんなふうには見ていないかもしれない。そう思うこと自体が妄想である場合が多いのです。

かりに変な目で見られても、あなたが問題にしなければいいのです。とにかく周りの目を、気にしないことです。

豚は、みんなが「不格好だ」と思っても、周りからどれだけ変な目で見られようと、気にしないで悠々と生きています。

豚に限らず、動物も植物もみんなそうです。ということは、変な目で見ている人が損をするだけです。「かりに、現在あなたが周りからそのように思われていたとしても、気にさえしなければいいのです。

「欠点・短所・弱み」を出すことでいろいろなことが見えてくる

悪口を言う人は、他の人の悪口もたくさん言っているものです。それにふりまわされることはないのです。人間関係でも「欠点・短所・弱み」を出さなければ、自分が相手と合うかどうかわからないのです。

相手も何を考えているかわからない。あなたが「欠点・短所・弱み」を出したときに、相手と合うか合わないかがわかってきます。「欠点・短所・弱み」は隠しても後から必ず出てきます。できれば早めに出しておいたほうがあとあともずっといいんです。

出すことでいろんなものが見えてくるのです。

ただし、入社試験のように、「今後、必ず良い自分になる」という大前提がある場合は別です。「成長や変化、または、それ以上の自分になるという約束ができるのであれば、わざわざ「欠点・短所・弱み」を出す必要はありません。

質良い所を見せていても、良い自分になるという努力をするからです。

しかし、ほとんどの場合、「欠点・短所・弱み」を出せるのであれば、思いきって出してみることをお勧めします。

「欠点・短所・弱み」がじつはあなたの「良い所・長所・強み」になるかもしれません。自分の良いところを悪いところとして見ていたのはあなた自身ということになります。これからはもっと自分を大事にしていってみてはいかがでしょうか?

はじめは少しづつでも出してみよう

とくに、今まで我慢して本音を押さえ込んできた人には、「「欠点・短所・弱み」」を出すことは効果的ですよ、劇的なくらいに効果的です。はじめは、少し痛い思いをするかもしれません。

でも、やっていくうちにとても心が楽になるんです。あなたがかぶっている「仮面」を取った瞬間から、あなたの中で変化がはじまり、成長できます。