「人生全体から見る」「空間全体で見る」と「本当の自分」に出会う手段を紹介してきましが、さらに、「本当の自分」に出会う別の手法があります。それは、苦しみの根源である「執着」をすべて捨て去るというものです。

執着とは、人や物事に捉われて、そこから心が離れないことです。

物でいえば、アレがないと生きられない。コレは絶対に捨てられない。恋愛でいえば、あの人がいなければ生きられない。ずっとあの人から気持ちが離れない。仕事でいえば、この仕事が絶対にしたいなど。

このように執着してしまう人や物事を手放すことによって、本当に必要なものを見つけたりすることができるというのはよく言われていることです。

しかし手放すのは人や物事だけでしょうか?まず手放さなければいけないのは、執着してしまう心そのものです。

なぜ、執着してしまう心を捨てなければいけないのか、そして、手放すことによってどうなっていくのかを説明していきます。

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執着を手放す

なぜ外に求めるのか

あなたは今までの人生で、いろいろなものを手に入れようとしてきたかもしれません。では、なぜ何かを得ようとするのかといえば、それを手に入れることで自分が喜べると思うからです。

しかし、あなたの中には完全で完璧で、愛され、満たされ、喜んでいる心がすでにあるのです。

まさに「喜びそのもの」である心です。本当に心の底から喜びたいのなら、外に求め何かにしがみつくのは遠回りです。いえ、遠回りどころかまったく逆なのです。

あなたの内には「すでに喜んでいる」心、「喜びそのもの」「歓喜そのもの」の心があるのです。それをただ引き出せばよいのです。

執着心を捨てる

そして、この心を引き出すためには、すべてを捨てていくことが必要です。

外の物事にしがみつく心、すなわち執着心を捨てるのです。

これは、実際に所有しているモノを捨てるという表面的なことではありません。

かたちだけ捨てても、心で握っていれば無意味などころか、捨てたことに対する後悔が出てきていっそう苦しむのです。心で捨てる、手放すのです。

すべての執着心を捨てていきます。捨てて、捨てて、すべてを捨て切ったとき、どうしても捨てることのできないもの、後から付け加えたのではない、もともと存在した「本当の自分」である真我がパッと一瞬にして浮き彫りになります。

そして、「愛そのもの」「感謝そのもの」「喜びそのもの」である真我を体感したとき、あなたは予想もしなかった「歓喜の世界」へ入っていくのです。

あなたは、そのとき、何も持っていない、何も付け加えていないのに、喜びで満たされます。何かを手に入れなくても、すでに喜んでいる自分がいたという事実に気づき、後から後からとめどなく喜びがあふれ出てくる体験をします。

「無一物無尽蔵」という言葉があります。「自分のものは何ひとつない。しかし、この世のものはすべて自分のもの」ということです。

捨てる、手放すことで、逆にすべてが手に入る。そんな世界が本当にあるのです。

執着を捨てると身も心も軽くなり真実が見える

何かにしがみつき執着すると、身も心も重くなります。ですから、その執着の心を捨て去れば、心身が一気に軽くなります。

そしてすべてを捨てて、あなたの心が透明になったとき、今この瞬間に至るまでのあらゆる出来事には、あなたへの「メッセージ」が常に示されていたことがはっきりと見えてくるのです。

過去の出来事がすべて自分の内なるメッセージであったことに気づき、マイナスだと思っていた出来事や、人生の汚点だと思っていた出来事すべてに感謝の心が湧いてくるのです。

頭で理解するのではなく、体感できるのです。そして、仮にどれほどトラウマがあっても、消えて感謝に変わってしまうのです。

※このコンテンツは当グループ代表佐藤康行著書「ダイヤモンドセルフ」をAilandgate特別版としてお届けしております。